三谷龍二

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【作家プロフィール】(引用:公式HP http://www.mitaniryuji.com/

三谷龍二/みたにりゅうじ
木工デザイナー。

1952年福井県生まれ。
1981年、長野県松本市に工房ペルソナスタジオを開設。陶磁器のような普段使いの器を提案、多くの共感を得、木工の世界を広げることに貢献する。

全国で個展を多数開催。
立体、平面作品も手掛け、伊坂幸太郎などの表紙の仕事も。
また、「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」の発足当初から運営に携わり、工芸と暮らしを結びつける活動を続ける。
今年より「瀬戸内生活工芸祭」(高松市)の総合ディレクター。

2011年3月11日に自身の作品を常設展示するほか、他の作家との個展や、イベントを開催するギャラリースペース「10センチ」をオープン。

著作に「木の匙」「僕の生活散歩」(以上新潮社)、「僕のいるところ」(主婦と生活社)、「三谷龍二の木の器」(アトリエ・ヴィ)、「工芸三都物語 遠くの町と手としごと」(アノニマスタジオ)、「三谷龍二の10センチ」(PHPエディターズグループ)がある。

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言わずと知れた有名木工デザイナーの三谷龍二さん。代表作品はなんといってもバターケースではないでしょうか。ご自身の最初の木工作品でもあり、30年近く同じデザインで今も制作されています。他にもトースト皿、パスタ皿、カトラリーなどの食卓周りに留まらず、時計、家具、オブジェなども制作されています。

木の器の良いところは、使えば使うほど木肌に器を使用した日々が刻まれてゆき、何とも言えない深い色合いに変化してゆくところ。自分の暮らしの中にすっと寄り添い、少しずつ味わいを深めていくことで育っていく感覚は、陶器の貫入に似ているかもしれません。

使っていくうちに表面がカサカサしてきたら油を塗ってお手入れをします。その一手間が器と向き合う時間になり、なんとも楽しいのです。

三谷さんの作品は非常に人気が高く、制作ペースと需要のバランスが取れなくなってしまうことから、現在では常設で販売しているお店はありません。(ご自身のお店である松本の「10cm」では常設で置かれておりますが、どの作品が並んでいるかはその時によります)なかなか出会うことが難しいのですが、たくさんの作品を見たい!という方は、ぜひ企画展や個展に行かれることをお勧めします。

近年は文筆活動も積極的になさっており、生活に根ざしたデザイン、工芸の普及を掲げ、ますます活動の幅を広げていらっしゃいます。陶芸家の安藤雅信氏やファッションデザイナーの皆川明氏とも親交が厚く、度々共同でイベントを開催されております。

ちなみに奥様は暮らしのスタイリストとして人気の伊藤まさこさん。

《三谷龍二次回イベント》4月25日〜5月4日「きほんの食卓」@観慶丸本店(石巻市)

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